魅せる職務経歴書の書き方
職務経歴書は今までの臨床工学技士としての経験やスキルをアピールして自分を売り込むツールです。 採用担当者の立場に立って、自分の成長過程を魅力的に伝えましょう。 職務経歴書はA4判1~2枚に簡潔にまとめるのがベターです。 取得資格以外にも今まで受けた研修や身につけた技術なども具体的に書いて下さい。
1.職務経歴書をまとめる際のコツ
職場環境、職務内容、経験、実務など、これまでの経歴を多角的に整理することが必要です。 書き始める前に、次の項目について書き出してみましょう。
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どのような病院、クリニックで働いていたか。
→業務内容、技士数、実績などこれまでの経歴など -
どんな業務をしてきたか
→「いつ」「どの部門で」「誰を対象に」「何をしたか」を書いていく -
マネジメントの経験
→部門などの中でリーダーやマネージャーなどの経験があれば、 規模と自分の役割を書きましょう。教育指導などの経験があればそれも書きましょう。 -
自己啓発、院内表彰
→仕事のレベルアップのために自分で勉強したことや、 取得した資格があれば書きましょう。また、院内で表彰などを受けた経験があればそれも書きましょう。 -
自分の職業能力
→上記を元に、自分がこれまで培ってきた能力をまとめましょう。 「~ができる」「~についての知識がある」という2つの視点から書き出すといいでしょう。
加えて、転職先でどのような仕事をしたいか、それはなぜかも書くのもいいでしょう。 また、自分の脳力や仕事に対する姿勢など、PRしたいと思っていることについても書きましょう。
2.書くときのポイント
- 行頭や行末を揃える
- 余白があって読みやすい、綺麗なレイアウトを心がける
- できるだけ箇条書きにする
- 一般的ではない略語を使わない
- 退職理由は通常「一身上の都合」とする
- 業務や実績に関わりのない内容(アルバイト経験等)は記載しない
- 達成したことなどは具体的な数値を入れ、目立たせる
3.書くときの注意点
- 面接に進んだとき、職務経歴書を見ながら質問されることを意識して書きましょう。 採用担当者が質問してきそうな箇所は、特に事前にどのように話すかをしっかりと考えておきましょう。
- しっかりと、病院、クリニックのニーズを把握し、相手が魅力的に感じるであろう経験を意識して書くとよいでしょう。
- パソコンで作成が基本的です。修正が容易で、読む側も読みやすいので好まれます。
- 長くわかりづらいものはNG。 今までの経験、出来事を色々と書きたくなってしまう気持ちはわかりますが、 アピールポイントを絞って簡潔でわかりやすい職務経歴書をこころがけましょう。 自慢や誇張もなるべく避け、面接で突っ込まれても返答に困らないように、 等身大の自分を表現することが大切です。
4.履歴書との違い
履歴書で見られるポイント
- 通勤可能な居住地か
- 転職回数などから、組織的応力
- 評価できる学歴、職務経歴か
- 希望給与などに隔たりがないか
職務経歴書で見られるポイント
- 求める実務能力を満たしているか
- 仕事に意欲を持っているか
- 発揮できる強みを自覚しているか
- 納得できる転職目的か
- 記載内容に信憑性があるか